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57. 半分の月再び〜瀧と三葉の絶望と希望〜(56:00〜56:59)

引き続き、瀧と奥寺センパイの会話。

 

今回のポイント

また月が半月になっている。

 

組紐から辿る記憶

一葉さんによる組紐の説明を奥寺センパイに話す瀧、表現は多少違えど、35回目の内容とおおよそ同じです。話をしていると、それがキッカケになったのか何かを思い出します。記憶は芋づる式に呼び起こされるというようなことも言いますからね。思い出したのは御神体のある場所。一葉さんが組紐の表すものを話してくれたのは御神体に向かう道中でのことで、それを思い出したようです。その様子を見た奥寺センパイ、まだ瀧が探している人に執着しているように見えたのか、心配しているご様子です。

 

夢の中で呼びかけられる

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©︎2016「君の名は。」製作委員会

非常口のライトと消火栓のライトに照らされる宿の廊下、建物の年期を感じられます。左側化粧室の奥のカーテンは窓でしょうか?床の反射の描画が細かい仕事されています。その次のシーンは月夜ですが、月は左側が欠けた半月です。46回目の投稿でも半月は登場していますがその時は右側が欠けた半月でした。左側、すなわち未来側が欠けたのは瀧の悪いことの暗示、ここでは三葉が見つからない、思い出せないなどに繋がるのではないでしょうか。しかし右側 (過去側)の月は輝いてるので三葉の存在や今後見つかる可能性を示唆しているのではないでしょうか。 若干強引な気もする。

3人の部屋では司と奥寺センパイは布団で寝ていますが、瀧は窓際のスペースで寝落ちしてしまったようです。カメラは「このへん?」と瀧が地図に書いた箇所を映し、右腕の組紐にスッと動きます。この二つの関連を感じさせていそうです。そして4回目の投稿で三葉の夢であった「…覚えて…ない?」という会話が聞こえてきたようで、そこでハッと目を覚まします。障子越しですが、瀧が右手の組紐を見つめるのがわかります。おそらくここで何か決意しているのではないかと思います。

そして朝。奥寺センパイが目を覚ますと…

 

今回のまとめ

組紐は時間を表すと言っていた人がいて、御神体の位置と関連があることを瀧が述べた。

・この日の月も半月。

・三葉の声を夢で聞いた。