56. 現実と記憶を繋ぐ赤い紐〜製鉄と組紐の狂詩曲〜(55:00〜56:00)
部屋に奥寺センパイが戻ってきました。
今回のポイント
右腕の組紐。
奥寺センパイへ謝罪
部屋に戻ってきた奥寺センパイ、司が風呂に向かったことを瀧に告げます。そのセンパイに、おかしなことばかり言っていたことを謝罪する瀧。当初は勝手について来た二人を迷惑そうに思っていましたが、最終的にはついて来てくれて良かったと思っているのではないかとも予想します。
急遽取った宿とのことでしたが、ちゃぶ台にポットがある畳のお部屋で少々時代を感じますが、テレビは薄くて近代を感じます。地デジ化の波には逆らえなかったようです(このシーンの段階で地デジ化してから約5年3ヶ月経過してますが)。
©︎2016「君の名は。」製作委員会
組紐から辿る記憶
糸守の書物に目を通す奥寺センパイ、糸守ではどうやら製鉄も行われていたようで、地図を見るに湖の東側で盛んだったと思われます。
そして次ページを見ると組紐のページ、奥寺センパイも思わず「綺麗…」と声を漏らします。組紐でも模様がそれぞれ違い、糸守独自の模様があるようですね。瀧の腕にも組紐ありますね。それについて尋ねられると、「ずっと前に人から貰って」と瀧は答えます。御守り代りにつけていると言っていますが、個人的に思うこの映画の主題「結び」を踏まえると、この糸守の地に瀧がいるならばこの組紐をつけていなければおかしいと思います。47回目の投稿でも少し触れていますが、瀧に組紐を渡した三葉を探しに来ているのですから。。。
奥寺センパイの問いをきっかけに考え始める瀧、問いにより記憶が蘇りかけたように思います。それを見て奥寺センパイはお風呂に入ってくるよう勧めますが瀧の考え事は終わらず。すると、組紐を作る人から聞いたという話を始めます。作る人とは三葉の祖母、一葉さん。彼女いわく組紐は「時間の流れそのもの」だ、と。
今回のまとめ
・お宿は地デジ化対応済み。
・糸守は製鉄や組紐で有名。
・糸守に三葉を探しに来たのだから、瀧が組紐を身につけていなければおかしい。
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