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32. 三葉と瀧に学ぶ禁止事項とモテ術(31:00〜32:05)

互いにルールを決めるも、先が不安…

 

今回のポイント

二人の様々な違い。

 

二人が作成した禁止事項

今回は生活を守るべく作成されたルールから。

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©︎2016「君の名は。」製作委員会

三葉作のルールその2の先頭には、お風呂を全力で禁止するルールがあります。とにかく裸は瀧に見られたくないという心情でしょうか。他のルールも基本的に「三葉の身体を守る」ためのルールが中心のように見えます。

一方瀧作のルール、最初は無駄遣い禁止という自分にダメージがあったものを書いていますが、そこから下は言葉の訛りや遅刻についてなど、「瀧の世間体を守る」ためのルールが多いように思います。

この二人のルールの方向性が違う点、性格差なのか地域差なのか男女差なのか、色々考えられると思います。差がある事で互いの考え方がぶつかり合って上手くいかないこともありますが、それを乗り越えると良いパートナーになるのではないでしょうか。話の着地点を見失い気味です。

 

ルールを決め、日記をつける様子に続きますが、仕草だけで瀧と三葉が入れ替わっていることが分かります。一瞬、瀧が書いた日記が映されますが、サラサラ〜っと男子が書いた砕けた文章という感じの印象です。てっしーとさやちんのことはテシとさやかで認識しているようですね。

 

ルールを決めたが…

ルールを決めましたが、まぁそう簡単に守れる訳もなく…トンデモな日記に互いが頭を抱えます。そんな中で注目は糸守高校での体育の時間、三葉に入れ替わっている瀧がバスケめちゃウマです。瀧がバスケをやっている描写は特にないですが、アナザーサイドの小説版では触れられているそうです。また、ユニフォームに注目すると背中には「ITOKOH」の文字、胸辺りには糸高の文字があります。こうやって略すんですね。ちょっと気になるのが、糸高をくっ付けると「縞(しま)」になること。何かメッセージが隠れてたりするのでしょうか…?

シュートをきめる三葉、ジャンプして着地した後に揺れる胸、それにどよめく男子たち、いいですねぇ(確実に曲解です)

 

互いの日常は非日常

これにとどまらず、スカートなのに椅子の上で足を組んだり、人のお金でスイーツ食べたり、組紐という謎の紐を生成しなければならなかったり、、、互いの日常は入れ替わってしまうと非日常になってしまいます。因みに三葉、スイーツの写真を5枚撮っていたので最低でもそれだけカフェに行っている筈です。それに付き合う高木と司は良い友人ですね(流石に食べすぎな瀧に引き気味ですが)。

このような互いの入れ替わり生活が描かれる合間に、スマホで日記を書くシーンが一瞬挟まれます。あくまで回想であること、互いが入れ替わっていることを示し、特に文書が映される内容はより強調しておきたい内容なのだと思います。たぶん。

 

歌は2番に突入

糸守湖の風景から。夜が明け朝になる描写です。そして新宿東口のヤマダ電機の光景、こちらは昼から夜にかけての様子がタイムラプス的に描かれています。31回目の冒頭でも糸守と東京の風景が出てきますが、その時は糸守は昼から夜に、東京は夜から朝にかけての様子が描かれていて、今回描かれている時間帯とは逆になっています。1番(前奏)と2番での対比でこんな表現になったのではないかと思います。

 

今回のまとめ

・違いを乗り越えて良いパートナーになる。

・ルールを決めても守るのは難しい。

・三葉がめちゃスイーツ食べる。

・1番と2番での描画の対比。