【君の名は。】を1分ずつ解析する!

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37. カクリヨを目指して進んだ先に…(36:02〜37:04)

口噛み酒をお供えし、帰りは夕暮れ時になりました。

 

今回のポイント

御神体に入るまでの3人。

 

小川が分断するもの

 山の窪みに降りると小川が流れていました。一葉さんによると小川を渡った先はカクリヨ、あの世を意味しているようです。それを聞いて四葉はテンション高く無邪気に小川を渡ります。それに続いて残る二人も渡ります。一葉さんの手を引く三葉は小川に足を入れていますが、一葉さんを支える力を入れる為には飛び石の上では距離があり難しいと判断したのでしょうか。34回目の投稿でも触れましたが、三葉と入れ替わっている瀧にとっては祖母の存在が非日常で、このような思いやる行動を取ったのだと思います。人想いの超優しい子。

 

御神体の中へ

此岸に戻る為には、 一番大切なものをお供えしなければならないとのこと。それ即ち口噛み酒、三葉の半分を意味するものです。三葉の半分、それは三葉の魂が口噛み酒にあり、それをお供えするということになるのでしょうか。そうすると60回目前後での説明がいい感じにできるんじゃないかなと思っています。

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©︎2016「君の名は。」製作委員会

さあ、3人が御神体に入って行きます。ここでまとめて説明しますが、御神体が見えてから入るまで、3人は右から左の方向にのみ進むように描かれています。右は過去、左は未来を表すという話はすでに初回の投稿の段階で触れています。小川の先はあの世という説明があったように、御神体がある場所はあの世の位置なので、御神体(あの世)を目指す→未来方向に進まなければおかしいのです。

また御神体に入っていく描写は描かれていますが、中の様子や外に出てくる様子は描かれていません。3人があの世に入りっぱなしという描写と考えると・・・とてつもなく重要な伏線だと考えられます。

 

夕暮れ時の帰り道

 御神体に入った直後、帰り道の描写に切り替わります。あたりは夕方で紅く染まり、3人は左から右に進んで山を下りて帰っていきます。飛んでいく鳥を眺め、四葉はもうかたわれ時だと言います。三葉と入れ替わっている瀧はかたわれ時という言葉を聞いたことがないのか、かたわれ時という言葉がしっくり来ていないようです。10回目の投稿の時に高校の授業でかたわれ時というワードが出てきますが、ここで授業を受けていた三葉は入れ替わっていない三葉のため、瀧がかたわれ時というワードを耳にしていないのは矛盾しないでしょう。

そんなかたわれ時を気にしつつ、三葉もとい瀧が正面を向くとそこには…!

 

今回のまとめ

御神体はあの世に位置する。

・口噛み酒は三葉の半分を意味する。

御神体に入ったが出てくる描写が無い。