【君の名は。】を1分ずつ解析する!

【君の名は。】を1分毎に解析してみようと思ってしまった人の成れの果て

6. 宮水さん家と横乳と鳥(5:00〜6:03)

三葉と入れ替わった瀧が鏡の前で絶叫するところから、町長選のお知らせが流れるスピーカーのコンセントを抜くところまでです。

 

今回のポイント

日の光と鳥から読み取れることがある。

 

日の光が示すこと

 寝巻を脱いだJKのパン1姿から再開です。足元から頭に向かってスーッとカメラが動きます。

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©︎2016「君の名は。」製作委員会

 少し横乳が拝めます。ありがとうございます。多くの人が鏡側に映ってほしいと願うであろう部分は日光の反射で見事に隠されています。日光の描写は鏡だけでなく三葉の腰付近にも反映されています。本当に作画が素晴らしい。

 

今回は"解析ブログ"感を出すべく(?)、三葉の部屋の窓はどの方角に向いているか、そして宮水家は糸守湖のどの辺りに存在するかをこのシーンから解析します。やばそうな感じがします。

まずは三葉の部屋から。窓から日の光が入り込んでいることから、太陽との位置関係を考えます。太陽はバカボンの歌によると西から昇って東に沈むので三葉の部屋の窓はおおよそ西側…ではなく、太陽は東から昇るので窓はおおよそ東側でしょう。更に鏡にダイレクトに日光が当たっていることを踏まえると、窓は気持ち南東向きになっていると推測できます。

続いて宮水家の所在。三葉の部屋の窓がどの方向を向いているかが分かれば自ずと所在は分かるのですが、実はこの段階で我々は答えを得ています。夢灯籠で東京の風景→糸守湖の風景に移るシーンでは、湖を超えて一直線に三葉の部屋にズームアップされます。つまり三葉の部屋の窓からは糸守湖が見える!ということになります。三葉の部屋の窓は南東向きで糸守湖が見える。

ここから出る答えはそう、宮水家は糸守湖の北西に位置しています。ほんのり他の施設や建物との位置関係が分かりますね。

 

一瞬で翌日のシーンへ

三葉になった瀧が鏡に映る姿に驚いた直後、唐突にトマトが切られます。本当に唐突です。この唐突さ、おそらくトマトが切られる前後のシーンで日付が違うという印象を強めているのではないかと思います。場面同士に関連があると連続性が生じ、トマトを切る場面は三葉が驚く場面と同じ時系列だと捉えられてしまうのかなぁと思います。

実際この後三葉が朝ご飯を食べ始めますが、「昨日はヤバかった」と四葉と一葉さんに言われるので日付が変わっていることはここで把握できます。

 

「食べ過ぎかな?」と言ってから茶碗にご飯をよそう三葉。確信犯ですね(爆)。

 

さて、四葉に「昨日はヤバかった」と言われて気になる三葉ですが、町役場からの放送で話が遮られてしまいます。瀧との入れ替わりが起こった時の話を聞けず終いでした。宮水家の中でどんな感じだったのかは聞いてみたい気持ちがありますが、いきなり話してしまうと早々のネタバレになるため、演出上触れさせなかったのではないでしょうか。

 

鳥だ!

宮水家の会話を遮った町役場の放送は、来月の町長選挙に関する内容です。それを聞いてスピーカーのプラグを抜いて音を出さないようにしました。複雑な家庭環境が滲み出るシーンです。

そのシーンの直前、屋外スピーカーの周りを鳥が2羽、それぞれ時計回り、反時計回りで飛んでいます。深読みし過ぎとは思いますがここについて書きたいと思います。

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©︎2016「君の名は。」製作委員会

 前から述べているように左側が未来、右側が過去を表すということを前提に考えます。最初に左側にいる鳥は反時計回りで飛び、右側にいる鳥は時計回りで飛びます。時計回り、反時計回りは時間が進むか遡るかを表すと考えると、未来側の鳥は時間を遡り、過去側の鳥は時間を進めています。これが示すこと、それは鳥たちが瀧と三葉のことを暗に表現しているということです。果たして本当にそうなのかは分かりませんが、そんな演出もあり得るかな?と思いました。

 

今回のまとめ

・宮水家の所在は糸守湖の北西あたり。

・入れ替わりシーン直後に翌日のシーンになるのは早々のネタバレ防止。

・鳥たちは瀧と三葉を連想させる。