【君の名は。】を1分ずつ解析する!

【君の名は。】を1分毎に解析してみようと思ってしまった人の成れの果て

3. 背中合わせの2人のシーン×3回(1:48〜2:53)

オープニング曲はRADWIMPSさんの夢灯籠でお送りしております。今回は歌の始めからBメロ直前まで。

 

今回のポイント

立ち位置による過去の未来の関係。

 

BPM変化あり

夢灯籠、最初はBPM=170(85?)ですが、ドラムが入ってくるところからBPM=180になります。計測ミスってたらすみません。音ゲーやってる人からすると、この10の差が辛いです。どうでもいい情報ですが私はDDRが好きです。

 

歌詞はリンクを貼らせていただきます。

夢灯籠 - RADWIMPS - 歌詞|GYAO!

 

満を辞してタイトル表示

歌唱スタートと同時に【君の名は。】のタイトルが大きく表示されます。ここでニクい演出と思ったのが、「消える」という歌詞のところでタイトル文字が消えます。歌詞ピタ演出好きです。(歌詞が「消えることなく」と続くことには触れない)

 

中合わせの2人

瀧(中学生ver)と三葉(ロング髪ver(可愛い))が背中合わせになっているシーン。直後に瀧(高校生ver)と三葉(ショートver(超可愛い))に変わります。以下、前者のシーンを「シーン①」(下図)、後者のシーンを「シーン②」と表します。

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©︎2016「君の名は。」製作委員会

2人の立ち位置に注目してみます。前回の記事にも書きましたが左側が未来、右側が過去を表します。未来に生きていた瀧が左側、過去に生きていた三葉が右側に立っていますが、この立ち位置は必然と言えます。

シーン①から②に変わるとき、瀧は3年の変化があるので身長が伸びています。一方三葉は恐らく1日の変化しかないので身長は変わらず、代わりに髪型が大幅に変化しています。なお、身長や髪型以外にも大きく変化したものも存在します。それは互いの存在の認識です。

シーン①では瀧目線では入れ替わりが起こっておらず、三葉が一方的に瀧を知っている状態でした。シーン②では入れ替わりが起こり、互いの存在を認知している状態です。

この象徴として描かれているものがあります。組紐です。シーン①から②に変わるとき、2人を取り巻くように組紐が現れます。ストーリーの中盤で説明がありますが、組紐は「結び」の象徴です。シーン①では入れ替わりが起こっていないので組紐が現れていたらおかしいですし、シーン②で組紐が現れていながら2人が互いを認知していないのもおかしいです。組紐が結びを表し、2人の関係を表しています。

 

組紐を握りしめる右手

着物姿で座り込む三葉が組紐を握りしめる描画、ここが他に比べて異様に滑らかです。意図的にfps(1秒あたりのフレーム数、絵の枚数)を上げてると思うのですが、理由を解析できず。。。

組紐を握りしめる点については、思い出せないあの人との「結び」を取り戻したい、若しくは大切なあの人との「結び」を忘れたくないということを示しているのではないかと思います。一瞬、手に何かを書くシーンが映ることがヒントになっています。

 

中合わせの2人再び

青空の下で2人が立っているシーン。のこでの立ち位置は瀧が右側、三葉が左側です。

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 ©︎2016「君の名は。」製作委員会

立ち位置だけを考えると未来と過去の関係に矛盾がありそうですが、2人が見つめる先を考えると問題ないと思われます。2人が見つめる先は恐らく「探し求めている人」。ほんのり空を見上げるようなところから、こう感じました。瀧は右、三葉は左を見ていますが、互いに探している人は後ろにいる状態。更に上手い具合にRADWIMPSの文字が2人の間の隔たりになっています。交わることができず、何とも言えぬもどかしさがあります。

 

中合わせの2人と時の流れ

2人が背中合わせで、電車で初めて遭遇してから大人になるまでの変化を徐々に映すシーン。よく見ていると、あるタイミングで背後にいるもう1人がフェードアウトしています。そのタイミングは、2人が「かたわれ時」の服装になったタイミングです。2人は「かたわれ時」が終わった頃から互いの記憶が薄れています。そんな状況を示唆しているのがこのシーンです。また、「かたわれ時」の服装から大人に変わるところの表情の変化も注目すべきポイントです。何かを失ったような感覚はこの頃から感じ始めたのですから。

 

今回のまとめ

・瀧は左側、三葉は右側にいるのは必然。

・ストーリーを踏まえて見ると、意味ありげな演出多し。